転職の武器に!エンジニア求人に強い応用情報技術者試験や資格内容とは

転職の武器に!エンジニア求人に強い応用情報技術者試験や資格内容とは

現在IT業界で働いている方や、異業種でもIT業界で働くことに興味がある方は、「応用情報技術者試験」の名前を聞いたことがあるのでは?

IT企業では応用情報技術者試験に合格するとインセンティブ(報奨金)を与える会社も多いのです。

また、エンジニア向け求人の中では、未経験者でも応用情報技術者試験を持っていることによって優遇される等、転職・就職時にも非常に有利な試験。

SEの方が自身の評価を上げるためにはもちろん、転職のために取得する資格としても有効な資格です。

そこで今回は、応用情報技術者試験の勉強方法や、資格を取得後活かせる仕事などを要点をまとめて紹介していきます!

応用情報資格者試験(AP)とは

応用情報技術者試験とは、IPA(情報処理推進機構)が開催している情報処理技術者試験の一つで、毎年春期(4月第三日曜日)と秋期(10月第三日曜日)に開催されている国家資格です。

APとは、「Applied Information Technology Engineer Examination」の略です。

情報処理技術者試験はアルファベット2文字で区分されており、応用情報技術者試験=APとなります。

平成21年度春期試験より、ソフト開発者技術者試験の後続区分として応用情報技術者試験が登場しました。

応用情報技術者試験の試験対象者像は、高度IT人材となるために必要な知識を持つ、高度IT人材としての方向性を確立していることと定義されています。

また、応用情報技術者試験の合格率は、20%程度です。全体の2割しか合格しないと考えると、少なく感じてしまいますよね。

「合格率も低いし、高度IT人材…上級者向けの資格では?」と感じた方もいると思いますが、安心してください。

確かに上級者向けであるためそれなりの勉強量が必要になるかと思いますが、実務経験が無くても受験して合格することは可能です。

逆に、現在SEとして働いている人が勉強せずに受かるかというと難しいと思います。

IT業界の用語や仕事の流れといったところを理解している点では勉強を進めやすいですが、経験者・未経験者を問わずに、必ず勉強が必要な資格です。

そして、現在エンジニアとして働く方はもちろんですが、特に異業種からの転職であれば、応用情報技術者試験に合格=IT分野に対する勉強をしっかりとしている証明となります。

IT業界は常に新しい技術が出てくることもあり、常に勉強し成長できる方を重宝し、求めているのです。

そのため、IT業界未経験の方の転職活動には大いに役立つ資格であるといえます。

応用情報技術者試験の試験要綱

応用情報技術者試験について、問題数や出題範囲を紹介します。

応用情報技術者試験の試験概要

・開催時期 春期試験(4月第三日曜日) / 秋期試験(10月第三日曜日)の年2回
・試験時間 午前・午後ともに150分ずつ
・問題数 午前:80問(テクノロジ系 50問、マネジメント系 10問、ストラテジ系 20問)
午後:11問出題5問解答(情報セキュリティは必須解答)
・合格ライン 午前、午後ともに60%以上正解

出題範囲

基礎倫理から、システム戦略など多岐にわたるジャンルから出題されます。

午前問題の出題範囲

・テクノロジ系
基礎倫理、コンピュータシステム、技術要素、開発技術の分類で構成されています。
テクノロジ系は80問中50問出題されるため、是非一番に抑えておきたい分野です。

・マネジメント系
プロジェクトマネジメント、サービスマネジメントの2分類で構成されており、80問中10問出題されます。

・ストラテジ系
システム戦略、経営戦略、企業と法務の3分類で構成されており、80問中20問出題されます。

午後問題の出題範囲

・経営戦略
・情報戦略
・戦略立案 コンサルティング技法
・システムアーキテクチャ
・ネットワーク
・データベース
・組込みシステム開発
・情報システム開発
・プログラミング(アルゴリズム)
・情報セキュリティ ※必須解答問題
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム監査

応用情報技術者試験の勉強方法

応用情報技術者試験は、独学でも合格することが望めます。午前・午後の問題ごとに対策をしていきましょう。

午前問題対策

午前問題対策は、まずは1度過去問題を解きましょう。

過去問題は書店で本を購入、もしくはインターネット上にたくさん出回っていますので、検索してみましょう。

過去問題を解いてみた感想として、「わけがわからない」という方が多いと思われますが、とりあえず一旦は全て解答してみてください。

その後自己採点をし、間違えたところを見返して暗記していきましょう。

この暗記するということがとても重要です。応用情報技術者試験の午前問題の5割程度は「過去問題」「過去問題のアレンジ問題」となっているのです。

そして繰り返し過去問を解き、過去問題をひたすら解いていきます。

統計上直近2回分は出ないことが多いため、それよりも古い過去問題を中心に勉強すると良いでしょう。

計算問題に関しては過去問題を解くだけでは理解できないと思いますので、しっかりと解説を読んで理解していきましょう。

新たな問題ももちろん出てくるため、書籍を購入して勉強することもおすすめです。

あらゆる参考書で分野ごとに深堀した解説が載っていますので、理解を深めることができます。

午前問題の合格ラインは60%正解です。過去問題を繰り返し解いて満点に近づけることにより、午前問題に自信が付くはずです。

「過去問題」「過去問題のアレンジ問題」は5割程度出題されるので、過去問題を制することにより合格が見えてきますね。

また、午後が合格だとしても午前に合格しなければ「応用情報技術者試験に合格した」とはなりません。

必ず午前はしっかりと抑えて試験に挑みましょう。

午後問題対策

午後問題は、午前問題とは違い過去問題や過去のアレンジ問題は出題されませんので、午後問題に暗記技は通用しません。

ハードルが高いと感じた方も多いと思いますが、午後問題はご自身の得意分野を極めればOKです。

11問出題される問題の内、1問は必須問題ですが残り5問は選択可能です。

必須問題とされている「情報セキュリティ」は必ず勉強しましょう。

残り5問も、まずは過去問題を解いてみてあなたが「解きやすい」と思った分野に絞って勉強を進めていきましょう。

午後問題の特徴としては、専門的な用語や知識は出てくるものの一般常識で解ける問題も多いというところです。

暗記技は通用しないとお伝えしましたが、午後問題も過去問題を解いて勉強をしましょう。

過去問題をたくさん解くことによって、問題の出題方式や解き方のコツに気づいてくるはずです。

午後問題の出題のされ方として、企業の業種や抱えている具体的な問題などが長文で出題されます。

IT業界自体が未経験の方からすると最初は問題が解きづらいかもしれませんが、問題文の企業で働いているイメージをしながら解くと解答しやすくなってきます。

また、午前問題を対策済みであればある程度の用語や基礎が出来上がっているはずです。応用情報技術者試験の対策は午前問題→午後問題と進めていきましょう。

応用情報技術者試験 合格者向けの求人

実際の求人から、未経験OK+応用情報技術者試験の合格者優遇の求人を検索してみました。

・サーバ構築SE、プログラマー / 想定年収:400万円~
・エンジニア向けの営業 / 想定年収:300万円~
・パッケージソフトの販売・導入支援 / 想定年収:450万円~

SE・PGはもちろんのこと、営業職などでも応用情報技術者試験の需要が見受けられました。

応用情報技術者試験に合格している方であれば毎月3万円程度のインセンティブがある、といった求人も多いです。

そして、「未経験者OK」であればどなたでも応募できますが、「優遇資格:応用情報技術者試験」と記載がある場合は、資格を持っていない方と大きな差別化が図れますね。

また、応用情報技術者試験の試験自体は年に2回しかないので、転職活動のタイミングと合わない場合もあると思います。

その際は面接時に、試験勉強していることをアピールしていきましょう。

そして晴れて転職し、試験に合格した際には報奨金が出たり毎月手当として給与に反映されたりと、メリットがたくさんあります。

エンジニア求人に強い応用情報技術者試験や資格内容まとめ

異業種から未経験でIT業界へ挑戦する方にとって、応用情報技術者試験が非常に有利であることがお分かりいただけたでしょうか。

応用情報技術者試験の試験対策を行っていく中で、幅広い分野の勉強をしなければなりません。

「IT業界で働いてみたい」 漠然とした気持ちでIT業界への転職を目指している方も、勉強していく中で視野が広くなっていくことが実感できると思います。

「まずはSEとして運用・保守現場で経験を積み、将来的にはプロジェクトマネージャになりたい」といったように、具体的な将来像も浮かべやすくなりますよね。

転職活動への第一歩として、応用情報技術者試験という大きな武器を手に入れて、有利に転職活動を進めていきましょう!